AKAI CS-705D その2 iPhoneでオシロスコープ
こんにちは。
かっこいいカセットデッキを買ってカセットが回転するところまではいったが、右CHから音が出なくて困ったというのが前回までの話
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修理のやり方がわからないのでネットでいろいろと調べてみた。
結局これといった原因も解決策もわからなかったのだが「カセットデッキの修理」を趣味としている人が意外と多いことに驚いた。
カセットデッキって機械としてのあたたかみがあるし、動かなかったリールが回るのを見ることができるので魅力があるのかな。
右側だけ音が出ない
さあ、音がならない原因、さっぱりわからない。
まず接触不良を疑っていろいろいじってみたが反応なし。
半田クラックも目視では問題なさそう。
目に見えて液漏れしてるとか膨らんでるコンデンサもない。
あー、お手上げである。
ちなみに録音も片チャンネルになっていた。
オシロスコープ
ネットでカセットについて調べていてわかったのだが、オシロスコープという音声信号を計測する機械があるらしい。
全く理解はしていないのだが「この機械があれば何らかの糸口をつかめるのではないか」と思いヤフオクでオシロスコープを検索してみた。
オシロスコープ、かっこいい。
ジャンク品だとそれほど高くない。かっこいいし試しに1台買ってみようかと思ったが使えるかどうかわからないし、使えたとしても使いこなせるとも思えない。
リスクがデカすぎると判断し、断念。
さらにネットを調べていくと、あるアプリでiPhoneが簡単なオシロスコープになるという情報を入手。
これはいい、ということでやってみることにした。
iPhoneがオシロスコープに
http://e-skett.co.jp/soft/e-scope
こちらのアプリである。
アプリ自体は240円だった。
だけどプローブっていうケーブルを自作しなきゃいけないらしい。
http://e-skett.co.jp/nyumon/20130611
こちらに詳しく載っている
上のサイトを参考にして部品を注文。
ケーブルのベースとして使うのがこちら。
100均のマイク付きイヤホン。ミニプラグが4極(線が3本)じゃないとダメらしい。
使うのはこれらの部品だ。
全く意味はわかっていない。
上のサイト通りに部品を並べただけである。
コンデンサマイクの所を壊してケーブルを露出させた。
かなり細い。
このエナメル線は半田付けするのに予備半田というのをしなきゃいけないらしい。
まず半田の玉を作ってそれをケーブルに押し付ける。
ジューっと数十秒間
これでいいのかな?
試しにiPhoneから出力して赤いプラグにつないでみた。
おー、確かに音声信号らしき波が表示される!面白い。
よし。僕はこれで簡単オシロスコープを手に入れたわけだ。
で、これどうやって使うんだろ?
続く
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AKAI CS-705D かっこいいカセットデッキを買った
こんにちは。
かっこいいカセットデッキを買ったのでご紹介。
AKAI CS-705D
はいこちら。思ったよりでかい。
黒くて硬派なデザインに惹かれて購入。ジャンク品。
ヤフオクで500円くらいだったが送料も入れると2000円弱。
ヤフオクはいろんな品物を安く探せてすごくいいんだが、送料がネックだ。こういった品物の場合送料が1000〜1500円くらいかかってしまう。
なのでジャンク品でも一番安くて2000円くらいの出費。
この辺がハードオフなどの実店舗と比べると弱点だな。
さあこちらのデッキの状態は、、どうだろう
状態確認
ちゃんと通電はしているようだ。
アナログのVUメーターかっこいい!
カセット入れるところもいい雰囲気で光る。
ボタンはいわゆるピアノ式だ。
カセットの扉はちゃんと開いた。
中にウレタンのカスみたいなのが落ちてるきたねー。
アカイといえばGXヘッドだがこれはGXじゃないタイプ。
2ヘッドのオーソドックスなやつだ。
裏側も何の変哲もない。
残念ながら動作はしない。
再生ボタンを押してもすぐに切れてしまう状態。
どうせ中でベルトが切れちゃってるんだろう。
ベルトさえ直しちゃえば動くんじゃないか、と期待。
開けてみる
DIYで作れそうな上蓋だ。
白い汚れが嫌な感じだ。
中は意外ときれいだった。
知識がないので基板の方は全くわからない。
予想通りゴムが硬くなって伸びちゃってる。
フライホイール?太鼓みたいな丸い部品には平ゴムが溶けてこびりついている。
これ掃除するの大変そうだな。
ちょっとネジを外せばここまで簡単に分解できた。
これでゴムの交換はできそうだ。
綿棒に無水エタノールをつけて掃除。
黒くて非常に汚いが、取れない汚れではない。根気よくこすればきれいになった。
モーター側も掃除。
ちゃんとしたベルトを持ってないのでとりあえずこれを使う。
これで作動確認をして、このデッキが気に入ればもう少しましなものを探そうと思う。
まあ僕の場合、音に対してそれほどシビアなこだわりを持っていないのでこれで十分な気もする。
組み付けて回してみる。
よし、ちゃんと動くぞ!
カセットを入れて作動確認。
あれー?左は元気に動くが、右チャンネルメーター動かない。
音も左だけ。。。
つまみをいじったり、出力部の接触を疑っていろいろ触ってみたが全然ダメ、、、。
あー、期待はずれだった。。
果たして僕に直せるだろうか?
続く
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【TDA7297】 300円アンプを自作の木製ケースに入れてみた その2
こんにちは。
前回の続き。
300円の激安アンプを自作の木製ケースに入れる。
前回は木箱まで作ったので今回はその中にアンプ本体を入れる作業だ。
使う部品はこちら。
スピーカーターミナル、注文してるんだけど中国発送でなかなか届かないので今回はボルトで代用。
スイッチはトグルスイッチ。男はトグルスイッチが大好き。
5個で150円くらいだった。これも中国から送られてくるやつで本当に安い。
他の部品は秋月とかNFJとかで注文。
半田付けもほとんどやったことないし、電気の知識もぜんぜんないので大変だ。
LEDの抵抗は計算のやり方がわからないので定電流ダイオードってヤツをつけた。
ちょっと高い。高いと言っても30円くらい。
よし、なんとかスイッチもつけて動作することを確認。
結構楽しい。
入力はミニプラグよりRCAの方がアンプっぽいのでRCA端子にする。
ちゃんと取り付けられるように加工はしたが狭くて非常に取り付けづらい。
ものすっごく苦労してなんとか取り付け。
やっぱり背面と前面パネルは薄いほうがいい。
もう二度とこの形では作らないと思う。
配線をして中にはめ込んで完成。
思ったより狭かった。
もう少し大きく作ればよかった。
完成
はい、完成。
なんだかブライワックスのツヤがなくなってしまった。
もう一回塗ったほうが良さそうだか今回はこれでよしとする。
ボリュームつまみ、もう少し大きいのがよかったが、これしかなかった。
また機会があれば交換しようと思う。
全体的にかなり素人くさい仕上がりになってしまった。
まあ素人なので仕方がない。
木材切断の精度がかなりアレなので各所に隙間ができている。
ボルトのスピーカーターミナル、使えないことはないがやっぱ使いにくい。
ケーブルにワッシャーを噛ませてそのワッシャーをボルトにはめて使っている。
完成度はともかく、天井に穴をあけるデザインはアクセントになってよかったと思う。
しかし木材の切断面が見えると一気に素人くさくなるなあ。
それに側面は裏表間違えてる。「年輪の中心が外側」らしい
天板はビス止めボンド止めしておらず置いてるだけ。
簡単にあけることができる。
やっぱパイロットランプは赤だよな。
小さなスピーカーと合わせてミニステレオシステム。
こういったものは初めて作ったが楽しかった。
仕上がりはともかく、愛着が湧いてくる。
半田付けもまだまだヘボだが少しずつ慣れてきたのでまた作ってみようと思う。
何と言っても非常に安価!安価である。
本体含めて1000円もかかってない!
これは楽しい趣味を見つけた!
動画も作ってみた
編集もケース作りも下手くそだけど。。。
まとめ
- 前面、背面は薄いアルミとかで作るべき
- 余裕を持った大きさにするべき
- 木製ケースは素人が作るとかなり素人っぽくなる
- 自分で作ると愛着がわく
- 安い!
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【TDA7297】 300円アンプを自作の木製ケースに入れてみた その1
こんにちは。
300円アンプ、TDA7297の木製ケースを自作したのでご紹介。
杉板でケース作り
一番安い杉板を使う。
僕はもともとDIYが好きなので家にこの一番安い杉板がストックされている。
多分2メートルで1枚50円くらいだ。
とりあえずやすりがけ。
ジグソーで目的の寸法に切った後ヤスリでケバケバをとる。
細かい正確じゃないのでだいたいでやっている。
仮に合わせてみた。こんな感じの箱になる予定。
パネルとしては分厚いのでこのように加工しなければならない。
うまく加工する電動工具がないのでノミとか彫刻刀でコツコツとやった。
ものすごく面倒くさい。
ベニヤ板とかでやればいいんだけど今回は無垢でやってみたかった。
前面もちゃんと止められるように加工。
この時点で結構後悔している。
中の部品がきちんと止められることを確認してボンドで貼り付けた。
上面はこのように穴を開けてヒートシンクが見えるデザインにした。
ヒートシンクがでかいのでこれを収めようとすると背が高くなってしまう。
このデザインにすればちょっとコンパクトになる。
ワックス仕上げ
オイルステインを塗った後ブライワックスっていう蜜蝋のワックスで仕上げ。
この写真はオイルステインを塗った後の状態。
それにしても外国製品のパッケージデザインはかっこよく見える。
日本の製品はこれだもんなー。
ダサいよ。
はい、これで木箱完成。
ブライワックス、初めて使ったけどこんなもんかって感じ。
とってもいいという噂を聞いていたのでハードルが上がってたのかな。
ちなみに一缶3000円くらいする。
後は中身の半田付けとか。
続く
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不良品? TDA7297 バージョンB
こんにちは。
先日紹介した300円のアンプTDA7297(詳しくはこちらの記事)、バージョンBなるものも存在していたのでこちらも買ってみた。
TDA7297バージョンB
344円。前のやつより若干高い、けど安い。
はい、こちら。
左が普通のやつで右がバージョンB。
ほとんど同じだけど若干違う。
基板の色が緑。
青の方がまとまってていいなあ。
それから入力ミニジャックの向きが前向きになっている。
まあ、こっちの方が使いやすいよね。
前の方はなんで横にしたんだろ。
使われている部品の種類も少し違うようだ。
不良品?
これらの中国から送られてくる激安商品。安くてとっても楽しめるんだがやっぱり品質は悪いようだ。
結果から言うと僕のこのバージョンB、不良品だった。
繋いで動作確認したところ片方音が出ない。
基板の裏を確かめてみると、赤丸のところ半田付けがされていない。
マジかよ、、、。
返品してもいいのだが344円だし面倒臭い。
自分で半田付けして確認。
無事左右から音が出るようにはなったが、すごく音割れする。
なんだこれ、、。
電源が入ったままいじったりしてたのでどこかの部品を壊しちゃったのかも。
もういいや。
これは今後コンデンサとか交換して実験ベースにすることにした。
部品をいいやつの交換すると音が変わるらしいので。
僕にはわからないかもしれないが、、、。
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300円の激安アンプ TDA7297
こんにちは古山ふるおです。
中国発送の激安商品
最近Amazonを徘徊していると海外発送の激安商品をよく見かける。
「海外発送のため、7−15日でお届けします」
こんな風に書かれていて非常にあやしい。
僕はあやしいな、と思いながらよく注文する。
何しろ安いので。
もちろん中国から送られてくるのだが10日ぐらい経って忘れた頃にポストに入っている。
こんな感じの袋に入って届けられる。
これって一体どういうビジネスなんだろう。
500円以上の商品ならまだわからないでもないが100円くらいの商品もいっぱいあるのだ。
それって日本国内の送料だけでも赤字なんじゃあないの?と思ってしまうのだが本当に追加料金なしで届けられるのでよく使っている。
そんな激安商品の中で気になるものがあったので紹介。
300円のアンプ
激安のオーディオアンプでTDA7297というチップが使われている。
こちらである。
ちょっと前にLepaiの2020A+とか中華デジタルアンプが人気を博したが2000円か3000円くらいだった。
基盤むき出しとはいえ300円は安すぎる。
部品買って自分で作るより安いと思う。
別にアンプが欲しかったわけではないのだが安すぎて買ってしまった。
こちらが本体である。
このままプチプチにくるまれて送られてくる。
さて、どんなもんだろう。
作りは中華製だけあって雑である。
青い部品、曲がっているのがお分かりだろうか。
中華クオリティ。
ヒートシンクがでかい。
薄型のケースには入らない。
半田付けの良し悪しは判断できないがまあ普通に見える。
黒いのがTDA7297チッップ。
ヨーロッパのどこか製らしいが詳しく知らない。
とりあえず電源をつないでみる。
12V5Aのアダプタをつないだ。
プラグを差し込む為のジャックが必要だがこれも激安で売っている。
青い光が下品でいやらしい。
これは変更したいところだ。
それから注意しなければならないのはスピーカ端子。
プラスとマイナスが表記と逆なのだ。
一体どういう品質管理をすればこんなことになるのだろう?
中華クオリティ、恐ろしい、、、。
やっぱり嫌な光だ。
Lepaiもこんな光だったなあ。
オンキョーの小さいスピーカーに繋いで音出し確認。
ボリュームに触れるとノイズが入る。よくわからないがアース配線をどうにかしないといけないのかな?
まあ触れなければ大丈夫なのでよしとする。
音は、、良い、、と思う。
僕は耳がよくないので詳しくわからないが少なくとも安っぽい音ではない。
こもってるとかノイズが酷いとかそういったことはなくまともな音である。
300円でこれかあ。
とにかく安いのでとりあえず注文してみるといいと思う。
忘れた頃に届くの楽しいし。
音出しチェックの動画も作ってみた。
関連
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【ラジカセ】STANDARD KR-2010J DELUXE
こんにちは。
今日紹介するのはスタンダード工業のラジカセ「KR-2010J DELUXE」である。
ペットボトルは大きさ比較のために置いてある。
なんとなくエレガントなラジカセだ。
スタンダード工業
耳慣れない名前のメーカーで僕も全く知らなかったが、かっこよかったので購入。
確か1000円くらいで送料入れて2000円くらいだったと思う。
調べてみるとスタンダード工業というのは日本マランツの前身らしい。
言われてみるとそんな雰囲気がしないでもない。
検索すると他にも幾つかラジカセが出てきたが、どれもデザインが秀逸でまた見つけたら買ってみようと思う。
外観チェック
今のところ、買ったまんまの状態で僕は何も手を加えていない。
確かカセットが使えないということだったが、試してみるとちゃんと使えた。
ラッキーである。
それでは外観をチェックしていこう。
男らしさの中に気品を漂わせるデザインは、英国紳士を思い起こさせる。
上面パネル。
これといって珍しい機能はない。
ラジオは短波放送も聴くことができる。試してみると外国語の番組が入った。
でもまあ、使うことはないだろう。
電源端子。
電池と100Vを試したがどっちも使えた。
電源プラグは普通のメガネ端子よりピッチがせまいヤツだ。
付属していなかったのでハードオフで合いそうなものを見つけたがはまらない。
カッターで周りを削ってやっと使えるようになった。
反対側の側面。
マイクとリモート端子は試していないが多分使えると思う。
SPのところにヘッドホンを差すと、ちゃんと鳴るのだがノイズがひどくて使いたくなくなる。
AUXに音源を繋げばモノラルスピーカーとして使用できるが音を鳴らすには録音状態にしておかなければならない。(録音ボタンと再生ボタンを同時押し)
背面。
なんかスイッチがあるが僕にはよくわからない。
ここは一体何があっったのだろうか。
ネジ頭がナメちゃってドリルを使った、とかだろうか。
スピーカー部分。
Deluxeの文字が誇らしげ。
穴の奥に覗くネットの質感もいい感じだ。
インジケーターは極めてアナログな作りである。
ボタンを押すと物理的にパネルが降りてくる。微笑ましい。
コンデンサマイクはちゃんと機能していた。だけどもう使うことはないだろう。
メーター部分。
レベルメーターもちゃんと動く。
お気に入りの周波数をマークするヤツはちゃんと動かすことができない。
割れた部分を修復した跡がある。
カセットは上にヘッドがあるタイプだ。
多少ぎこちないがちゃんと動く。
アンテナを止める部分が破損しているがそれほど支障がない。
こんなケースも付いていたが裸のほうがかっこいい。
昔の人はこんなものを持ち歩いていたのかな。
動作チェック
一通りの機能は全て使えた。
中を開けて掃除したりしてやればもっと調子が良くなると思うがとりあえずこのままでいいや。
頻繁に使うわけでもないので。
下手な編集だが動画を作ってみたので興味のある人はどうぞ。